木が好きなんです、まっさんです。と言うことですから、本日の内容はまっさんが木を買った話であり〼。マラソンとは何ら関係のない内容ですから、木に興味がない方はそうっとページを閉じてくださいませ。
10年前に作ったテーブルセットですよ。
一枚板テーブルとは
と、ここを読んでる人はもうほぼいないはずなので適当に書いていきます。
いや適当はダメだ、仕事ではないので真面目にやります。
一枚板テーブルの存在感の凄さは他のどんな家具でもおそらくかなわないです。
丸太からそのまま削りだし、まったく継ぎ目の無い美しい木目を丹念に磨き上げて仕上げたその質感は、最高にゴージャスであり、尚かつ、最高にナチュラルでエコであります。
自然の丸太から削りだしたその木目模様は世界にひとつしかありません。
まずはじめに最高級を。
多分今まで色々写真とか見た中で最高のブラックウォールナットの一枚板テーブル。
どこのだったか、近畿方面の木材屋さんのページのだった気がする。
節がなくて厚さ8cmで220cmの長さの一枚板のテーブル、値段も160万円くらいしてた気がする。半端ねぇ。
まぁもちろんそんなもんはぽんっと、買えないからいろいろ策を練るんですけどね。
まっさん宅の一枚板テーブル
机にうん十万円なんか出せるわけないので自分で作ることにした。
割れてるし、幅も700-750mmと机の幅としてはギリギリサイズ、厚さは45mmと薄いから反りそう、と言うことで馴染みの木材屋さんに破格の6.5千円で売ってもらった。
そしてここから自分で磨いて穴を埋め、脚をつけたのが冒頭の姿。もう10年も使ってるからだいぶ反ってきたし磨いたところも輝きを失ってきた。また磨けば戻るんだけども。
ベルトサンダーとオービタルサンダーで地道に磨く、時間をかけたもん勝ち。
穴は削った木の粉を集めてアロンアルファで固めて埋めていく。地道な作業。
これ以上、割れないように「チギリ」というものを打ちます。
チギリを買った時に「素人では無理だと思うよ」と言われたけどまっさん器用なので、できましたよ、やってみなきゃわかりません。
ほら、美しく出来ました。右の写真のようにもっと細かい木工も作成しますのでまっさんにとっては余裕があります。うん。
仕上がり。極限まで磨くとグラスが映る。
材木屋がここまで磨くヤツは見た事ないと驚嘆した。
後輩がテーブルセットを買った話
数年前に後輩が結婚した際に、
「家を新築するにあたりまっさん先輩の家みたいな一枚板テーブルを置きたい。」
って事でいつもの材木屋さんに紹介した。
相手の親がテーブルセットの金出してくれるとか言ってさらりと30万円くらいの支払いをしたらしい、く、くそう、、、。
後輩が買ったのはモンキーポッドという「この〜木なんの木、気になる木〜♪」の木だ。
近頃の東南アジア情勢が不安定なのもあり、ここ4.5年で3倍くらいに値段が跳ね上がるだろうから買うなら今がチャンスだ。
まっさん宅の一枚板ベンチの材料もモンキーポッド、これも作ったyo!
ただモンキーポッドはブラックウォールナットに比べて成長が早いので木目が大きくあまり好きではない、耳も白すぎる。値段的には1/3くらいの値段かしら。
で、後輩は、と。
「えっ、作業なんてしませんよ、全部お任せしました、金で解決しました。」
く、くそう、、、。
とその際に、材木屋さんに良い板あったらキープしといて、と言っておいたんすよね、それが2年前。
木を買った話
で、ここからですよ。うん。
当時まっさんが買ったのは厚さもないし割れも多く、市場には一枚板としては出回らないような材を加工したもので。
「いつかすごいの作りたい。」
と技術も磨いて来たわけですよ。
と、、、。
「とんでもない出物が出ましたぜ。」
と先日、材木屋さんから連絡があったので見に行ってきた。
長さが1900mm
幅が880-910mm
そして何と厚さが110mm
ブラックウォールナットで分厚い板ってどんなに高級でも良いとこ7cmくらい。それが11cm。
10cmを超えるのは写真で見たことあるけどコレは幅が660-710とテーブルとしては狭い、仕上げた状態で70万円位で売りに出てた、化け物のような厚さだわ、、、と思ってたけど。
まさかそんなのにお目にかかれるとは。
こう言う丸太ってこんな状態からスライスしていくので、取る木目や大きさによって本当偶然に厚みのあるのができることがあるようなんです、知らんけど。
そして何がとんでもないって、値段ですよ!!
仕上げてナンチャラ家具店に出る末端価格なら100万円なぞ軽く超えそうなこの木をとんでもない破格の値段でゆずってもらった。
理由は数年前に紹介した後輩の兄弟やお金を出した親も一枚板のテーブルセットを買って行ってくれた、お前の紹介した人達、結構良いもの買っていくぞ、という紹介ありがとう、のおこぼれだったりするわけだけど、材木屋としてはこんな珍しい板を知らない人の所有物にするのももったいない。
あいつなら根気よく磨いてとんでもないものを作り上げるのではないか?と思ったとの事だ。
大きな節があるので「超極上」ではないとのことだけど、節があるから周りの木目が詰まって杢目が生まれるのが本来ならブラックウォールナットの美しい所、魅力なのだ。
節の凸凹を木の粉とアロンアルファで美しく埋める技術もある、ふふふ。
ともうここまで読んだ人でも何言ってるかわからないと思うからいつかまっさんちに遊びに来てくださいね!!
って事で、今夏は暇な時に木を磨いてテーブルを作ります。
問題は脚なんだよなぁ、、、天板の重さが100kgを超えるし、板が厚いので既製品だとやたらと高さのあるテーブルになってしまう。
ということで、テーブルの脚も角材を溶接して作ろうと思います、、、。
、、、って溶接もできるのかよお前!!
終わります。
コメント
いいなぁ、自分は加工できないですがこういう話は好きっす。
テーブル完成した暁には見に行きたいすね。しかしめっちゃ重そうですね。
ギターも木目を愛でる風潮があります。一枚板で作ったやつだと高い。
そうなのよね、クッソ重いから設置の際にはお呼び立てしますよ!!
ギターの杢目も素晴らしいですね、やはりひとつしかないってのに男は憧れて、そいつの虜になるんでございます、コイツを磨いて仕上げたら間違いなく一生ものの付き合いになります。